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歴代の文部科学大臣(文部大臣)の一覧:文科相を長く務めた政治家をランキング形式で紹介

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内閣の大臣職のひとつである「文部科学大臣」。財務大臣や外務大臣、内閣官房長官ほどはクローズアップされない印象がありますが、国の人材を育成するための重要な役割です。

そんな歴代の文部科学大臣や文部大臣を一覧で紹介します。通算在職日数や所属内閣も一緒に一覧化しています。

また、歴代でも文部科学大臣・文部大臣を長く務めた人をランキング形式で10人紹介します。
※現役の大臣はランキングから除外しています。

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文部科学大臣の役割

文部科学大臣は文部科学省を主管する大臣です。文部科学大臣の仕事は広く、教育、文化、スポーツ、科学技術、学術に関する政策の策定と実施が含まれます。

以下に具体的な職務内容を説明します。

教育政策の推進

小学校から高校までの教育方針を策定し、教育課程(カリキュラム)の編成と教育指導要領を作成します。そのなかには、教員の養成・研修プログラムの実施や学校施設の整備と安全確保も含まれます。

また、大学や短期大学、高等専門学校の設置認可や運営指導も行っています。

国際教育交流と協力

国際教育交流プログラムの推進のため、海外の教育・研究機関との協力もします。

科学技術と学術の振興

研究開発やイノベーションを促進するための政策立案をします。研究機関や大学の研究支援をし、科学技術に関する国際協力や共同研究を推進します。

文化の振興

教育だけでなく、文化財の保護と保存、芸術活動の支援と推進も担当しています。

スポーツの振興

教育の一環で、国民の健康増進とスポーツ振興のための政策立案やスポーツ団体や選手の支援もします。

歴代の文部科学大臣・文部大臣の一覧

氏名担当内閣在職期間在職日数(日)
森 有礼文部大臣第一次伊藤内閣1885年12月22日1888年4月30日861
森 有礼文部大臣黒田内閣1888年4月30日1889年2月12日289
大山 巖文部大臣黒田内閣1889年2月16日1889年3月22日35
榎本 武揚文部大臣黒田内閣1889年3月22日1889年10月25日218
榎本 武揚文部大臣第一次山縣内閣1889年12月24日1891年5月6日499
芳川 顕正文部大臣第一次山縣内閣1890年5月17日1891年5月6日355
芳川 顕正文部大臣第一次松方内閣1891年5月6日1892年8月8日461
大木 喬任文部大臣第一次松方内閣1891年6月1日1892年8月8日435
河野 敏鎌文部大臣第二次伊藤内閣1892年8月8日1896年8月31日1485
井上 毅文部大臣第二次伊藤内閣1893年3月7日1896年8月31日1274
芳川 顕正文部大臣第二次伊藤内閣1894年8月29日1896年8月31日734
西園寺 公望文部大臣第二次伊藤内閣1894年10月3日1896年8月31日699
西園寺 公望文部大臣第二次松方内閣1896年9月18日1898年1月12日482
蜂須賀 茂韶文部大臣第二次松方内閣1896年9月28日1898年1月12日472
濱尾 新文部大臣第二次松方内閣1897年11月6日1898年1月12日68
西園寺 公望文部大臣第三次伊藤内閣1898年1月12日1898年6月30日170
外山 正一文部大臣第三次伊藤内閣1898年4月30日1898年6月30日62
尾崎 行雄文部大臣第一次大隈内閣1898年6月30日1898年11月8日132
犬養 毅文部大臣第一次大隈内閣1898年10月27日1898年11月8日13
樺山 資紀文部大臣第二次山縣内閣1898年11月8日1900年10月19日712
松田 正久文部大臣第四次伊藤内閣1900年10月19日1901年5月10日204
菊池大麓文部大臣第一次桂内閣1901年6月2日1906年1月7日1681
児玉源太郎文部大臣第一次桂内閣1903年7月17日1903年9月22日68
久保田 譲文部大臣第一次桂内閣1903年9月22日1905年12月14日815
桂 太郎文部大臣第一次桂内閣1905年12月14日1906年1月7日25
清浦 奎吾文部大臣第一次桂内閣1903年7月17日1903年9月22日68
清浦 奎吾文部大臣第一次桂内閣1903年9月22日1906年1月7日839
西園寺 公望文部大臣第一次西園寺内閣1906年1月7日1908年7月14日920
牧野 伸顕文部大臣第一次西園寺内閣1906年3月27日1908年7月14日841
小松原 英太郎文部大臣第二次桂内閣1908年7月14日1911年8月30日1143
長谷場 純孝文部大臣第二次西園寺内閣1911年8月30日1912年12月21日480
柴田 家門文部大臣第三次桂内閣1912年12月21日1913年2月20日62
奥田 義人文部大臣山本内閣1913年2月20日1914年4月16日421
大岡 育造文部大臣山本内閣1914年3月6日1914年4月16日42
一木喜 徳郎文部大臣第二次大隈内閣1914年4月16日1915年10月9日542
高田 早苗文部大臣第二次大隈内閣1915年8月10日1915年10月9日61
岡田 良平文部大臣寺内内閣1916年10月9日1918年9月29日721
中橋 德五郎文部大臣原内閣1918年9月29日1921年11月4日1133
中橋 德五郎文部大臣高橋内閣1921年11月13日1922年6月12日212
鎌田 英吉文部大臣加藤友三郎内閣1922年6月12日1923年9月2日448
犬養 毅文部大臣第二次山本内閣1923年9月2日1924年1月7日128
岡野敬次郎文部大臣第二次山本内閣1923年9月6日1924年1月7日124
江木 千之文部大臣清浦内閣1924年1月7日1924年6月11日157
岡田 良平文部大臣加藤高明内閣1924年6月11日1926年1月30日599
岡田 良平文部大臣第一次若槻内閣1926年1月30日1927年4月20日446
三土 忠造文部大臣田中義一内閣1927年4月20日1929年7月2日805
水野 錬太郎文部大臣田中義一内閣1927年6月2日1929年7月2日762
勝田 主計文部大臣田中義一内閣1928年5月25日1929年7月2日404
小橋 一太文部大臣濱口内閣1929年7月2日1931年4月14日652
田中 隆三文部大臣濱口内閣1929年11月29日1931年4月14日502
田中 隆三文部大臣第二次若槻内閣1931年4月14日1931年12月13日244
鳩山 一郎文部大臣犬養内閣1931年12月13日1932年5月26日166
鳩山 一郎文部大臣斎藤内閣1932年5月26日1934年7月8日774
斎藤 実文部大臣斎藤内閣1934年3月3日1934年7月8日128
松田 源治文部大臣岡田内閣1934年7月8日1936年2月1日574
川崎 卓吉文部大臣岡田内閣1936年2月2日1936年3月9日37
潮 惠之輔文部大臣廣田内閣1936年3月9日1937年2月2日331
平生 釟三郎文部大臣廣田内閣1936年3月25日1937年2月2日315
林 銑十郎文部大臣林内閣1937年2月2日1937年6月4日123
安井 英二文部大臣第一次近衛内閣1937年6月4日1939年1月5日581
木戸 幸一文部大臣第一次近衛内閣1937年10月22日1939年1月5日441
荒木 貞夫文部大臣第一次近衛内閣1938年5月26日1939年1月5日225
荒木 貞夫文部大臣平沼内閣1939年1月5日1939年8月30日238
河原田 稼吉文部大臣安部内閣1939年8月30日1940年1月16日140
松浦 鎮次郎文部大臣米内内閣1940年1月16日1940年7月22日189
橋田 邦彦文部大臣第二次近衛内閣1940年7月22日1941年7月18日362
橋田 邦彦文部大臣第三次近衛内閣1941年7月18日1941年10月18日93
橋田 邦彦文部大臣東條内閣1941年10月18日1944年7月22日1009
東條 英機文部大臣東條内閣1943年4月20日1944年7月22日460
岡部 長景文部大臣東條内閣1943年4月23日1944年7月22日457
二宮 治重文部大臣小磯内閣1944年7月22日1945年4月7日260
児玉 秀雄文部大臣小磯内閣1945年2月10日1945年4月7日57
太田 耕造文部大臣鈴木貫太郎内閣1945年4月7日1945年8月17日133
松村 謙三文部大臣東久邇宮内閣1945年8月17日1945年10月9日54
前田 多門文部大臣東久邇宮内閣1945年8月18日1945年10月9日53
前田 多門文部大臣幣原内閣1945年10月9日1946年5月22日226
安倍 能成文部大臣幣原内閣1946年1月13日1946年5月22日130
田中 耕太郎文部大臣第一次吉田内閣1946年5月22日1947年5月24日368
高橋 誠一郎文部大臣第一次吉田内閣1947年1月31日1947年5月24日114
片山 哲文部大臣片山内閣1947年5月24日1948年3月10日292
森戸 辰男文部大臣片山内閣1947年6月1日1948年3月10日284
森戸 辰男文部大臣芦田内閣1948年3月10日1948年10月15日220
下條 康麿文部大臣第二次吉田内閣1948年10月15日1949年2月16日125
高瀬 荘太郎文部大臣第三次吉田内閣1949年2月16日1950年6月28日498
天野貞祐文部大臣第三次吉田内閣1950年5月6日1950年6月28日54
天野 貞祐文部大臣第三次吉田内閣・第一次改造内閣1950年6月28日1951年7月4日372
天野 貞祐文部大臣第三次吉田内閣・第二次改造内閣1951年7月4日1951年12月26日176
天野 貞祐文部大臣第三次吉田内閣・第三次改造内閣1951年12月26日1952年10月30日310
岡野 清豪文部大臣第三次吉田内閣・第三次改造内閣1952年8月12日1952年10月30日80
岡野 清豪文部大臣第四次吉田内閣1952年10月30日1953年5月21日204
大達 茂雄文部大臣第五次吉田内閣1953年5月21日1954年12月10日569
安藤 正純文部大臣第一次鳩山一郎内閣1954年12月10日1955年3月19日100
松村 謙三文部大臣第二次鳩山一郎内閣1955年3月19日1955年11月22日249
清瀬 一郎文部大臣第三次鳩山一郎内閣1955年11月22日1956年12月23日398
灘尾 弘吉文部大臣石橋内閣1956年12月23日1957年2月25日65
灘尾 弘吉文部大臣第一次岸内閣1957年2月25日1957年7月10日136
松永 東文部大臣第一次岸内閣・第一次改造内閣1957年7月10日1958年6月12日338
灘尾 弘吉文部大臣第二次岸内閣1958年6月12日1959年6月18日372
橋本 龍伍文部大臣第二次岸内閣1958年12月31日1959年6月18日170
橋本 龍伍文部大臣第二次岸内閣1959年1月12日1959年6月18日158
松田 竹千代文部大臣第二次岸内閣・第二次改造内閣1959年6月18日1960年7月19日398
荒木 万寿夫文部大臣第一次池田内閣1960年7月19日1960年12月8日143
荒木 万寿夫文部大臣第二次池田内閣1960年12月8日1961年7月18日223
荒木 万寿夫文部大臣第二次池田内閣・第一次改造内閣1961年7月18日1962年7月18日366
荒木 万寿夫文部大臣第二次池田内閣・第二次改造内閣1962年7月18日1963年7月18日366
灘尾 弘吉文部大臣第二次池田内閣・第三次改造内閣1963年7月18日1963年12月9日145
灘尾 弘吉文部大臣第三次池田内閣1963年12月9日1964年7月18日223
愛知 揆一文部大臣第三次池田内閣・第一次改造内閣1964年7月18日1964年11月9日115
愛知 揆一文部大臣第一次佐藤内閣1964年11月9日1965年6月3日207
中村 梅吉文部大臣第一次佐藤内閣・第一次改造内閣1965年6月3日1966年8月1日425
有田 喜一文部大臣第一次佐藤内閣・第二次改造内閣1966年8月1日1966年12月3日125
剱木 亨弘文部大臣第一次佐藤内閣・第三次改造内閣1966年12月3日1967年2月17日77
剱木 亨弘文部大臣第二次佐藤内閣1967年2月17日1967年11月25日282
灘尾 弘吉文部大臣第二次佐藤内閣・第一次改造内閣1967年11月25日1968年11月30日372
坂田 道太文部大臣第二次佐藤内閣・第二次改造内閣1968年11月30日1970年1月14日411
坂田 道太文部大臣第三次佐藤内閣1970年1月14日1971年7月5日538
高見 三郎文部大臣第三次佐藤内閣・改造内閣1971年7月5日1972年7月7日369
稲葉 修文部大臣第一次田中角栄内閣1972年7月7日1972年12月22日169
奥野 誠亮文部大臣第二次田中角栄内閣1972年12月22日1973年11月25日339
奥野 誠亮文部大臣第二次田中角栄内閣・第一次改造内閣1973年11月25日1974年11月11日352
三原 朝雄文部大臣第二次田中角栄内閣・第二次改造内閣1974年11月11日1974年12月9日29
永井 道雄文部大臣三木内閣1974年12月9日1976年9月15日647
永井 道雄文部大臣三木内閣・改造内閣1976年9月15日1976年12月24日101
海部 俊樹文部大臣福田赳夫内閣1976年12月24日1977年11月28日340
砂田 重民文部大臣福田赳夫内閣・改造内閣1977年11月28日1978年12月7日375
内藤 誉三郎文部大臣第一次大平内閣1978年12月7日1979年11月9日338
大平 正芳文部大臣第二次大平内閣1979年11月9日1980年6月12日217
谷垣 專一文部大臣第二次大平内閣1979年11月20日1980年6月12日206
田中 龍夫文部大臣鈴木善幸内閣1980年7月17日1982年11月27日864
瀬戸山 三男文部大臣第一次中曽根内閣1982年11月27日1983年12月27日396
森 喜朗文部大臣第二次中曽根内閣1983年12月27日1984年11月1日311
松永 光文部大臣第二次中曽根内閣・第一次改造内閣1984年11月1日1985年12月28日423
海部 俊樹文部大臣第二次中曽根内閣・第二次改造内閣1985年12月28日1986年7月22日207
藤尾 正行文部大臣第三次中曽根内閣1986年7月22日1987年11月6日473
塩川 正十郎文部大臣第三次中曽根内閣1986年9月9日1987年11月6日424
中島 源太郎文部大臣竹下内閣1987年11月6日1988年12月27日418
西岡 武夫文部大臣竹下内閣・改造内閣1988年12月27日1989年6月3日159
西岡 武夫文部大臣宇野内閣1989年6月3日1989年8月10日69
石橋 一弥文部大臣第一次海部内閣1989年8月10日1990年2月28日203
保利 耕輔文部大臣第二次海部内閣1990年2月28日1990年12月29日305
井上 裕文部大臣第二次海部内閣・改造内閣1990年12月29日1991年11月5日312
鳩山 邦夫文部大臣宮澤内閣1991年11月5日1992年12月12日404
森山 眞弓文部大臣宮澤内閣・改造内閣1992年12月12日1993年8月9日241
赤松 良子文部大臣細川内閣1993年8月9日1994年4月28日263
赤松 良子文部大臣羽田内閣1994年4月28日1994年6月30日64
与謝野 馨文部大臣村山内閣1994年6月30日1995年8月8日405
島村 宜伸文部大臣村山内閣・改造内閣1995年8月8日1996年1月11日157
奥田 幹生文部大臣第一次橋本内閣1996年1月11日1996年11月7日302
小杉 隆文部大臣第二次橋本内閣1996年11月7日1997年9月11日309
町村 信孝文部大臣第二次橋本内閣・改造内閣1997年9月11日1998年7月30日323
有馬 朗人文部大臣小渕内閣1998年7月30日1999年1月14日169
有馬 朗人文部大臣小渕内閣・第一次改造内閣1999年1月14日1999年10月5日265
中曽根 弘文文部大臣小渕内閣・第二次改造内閣1999年10月5日2000年4月5日184
中曽根 弘文文部大臣第一次森内閣2000年4月5日2000年7月4日91
大島 理森文部大臣第二次森内閣2000年7月4日2000年12月5日155
町村 信孝文部大臣第二次森内閣・改造内閣2000年12月5日2001年1月6日33
町村 信孝文部科学大臣第二次森内閣・改造内閣(省庁再編後)2001年1月6日2001年4月26日111
遠山 敦子文部科学大臣第一次小泉内閣2001年4月26日2002年9月30日523
遠山 敦子文部科学大臣第一次小泉内閣・第一次改造内閣2002年9月30日2003年9月22日358
河村 建夫文部科学大臣第一次小泉内閣・第二次改造内閣2003年9月22日2003年11月19日59
河村 建夫文部科学大臣第二次小泉内閣2003年11月19日2004年9月27日314
中山 成彬文部科学大臣第二次小泉内閣・改造内閣2004年9月27日2005年9月21日360
中山 成彬文部科学大臣第三次小泉内閣2005年9月21日2005年10月31日41
小坂 憲次文部科学大臣第三次小泉内閣・改造内閣2005年10月31日2006年9月26日331
伊吹 文明文部科学大臣第一次安倍内閣2006年9月26日2007年8月27日336
伊吹 文明文部科学大臣第一次安倍内閣・改造内閣2007年8月27日2007年9月26日31
渡海 紀三朗文部科学大臣福田康夫内閣2007年9月26日2008年8月2日312
鈴木 恒夫文部科学大臣福田康夫内閣・改造内閣2008年8月2日2008年9月24日54
塩谷 立文部科学大臣麻生内閣2008年9月24日2009年9月16日358
川端 達夫文部科学大臣鳩山由紀夫内閣2009年9月16日2010年6月8日266
川端 達夫文部科学大臣菅直人内閣2010年6月8日2010年9月17日102
髙木 義明文部科学大臣菅直人内閣・第一次改造内閣2010年9月17日2011年1月14日120
高木 義明文部科学大臣菅直人内閣・第二次改造内閣2011年1月14日2011年9月2日232
中川 正春文部科学大臣野田内閣2011年9月2日2012年1月14日135
平野 博文文部科学大臣野田内閣・第一次改造内閣2012年1月14日2012年6月4日143
平野 博文文部科学大臣野田内閣・第二次改造内閣2012年6月4日2012年10月1日120
田中 眞紀子文部科学大臣野田内閣・第三次改造内閣2012年10月1日2012年12月26日87
下村 博文文部科学大臣第二次安倍内閣2012年12月26日2014年9月3日617
下村 博文文部科学大臣第二次安倍内閣・改造内閣2014年9月3日2014年12月24日113
下村 博文文部科学大臣第三次安倍内閣2014年12月24日2015年10月7日288
馳 浩文部科学大臣第三次安倍内閣・第一次改造内閣2015年10月7日2016年8月3日302
松野 博一文部科学大臣第三次安倍内閣・第二次改造内閣2016年8月3日2017年8月3日366
林 芳正文部科学大臣第三次安倍内閣・第三次改造内閣2017年8月3日2017年11月1日91
林 芳正文部科学大臣第四次安倍内閣2017年11月1日2018年10月2日336
柴山 昌彦文部科学大臣第四次安倍内閣・第一次改造内閣2018年10月2日2019年9月11日345
萩生田 光一文部科学大臣第四次安倍内閣・第二次改造内閣2019年9月11日2020年9月16日372
萩生田 光一文部科学大臣菅義偉内閣2020年9月16日2021年10月4日384
末松 信介文部科学大臣第一次岸田内閣2021年10月4日2021年11月10日38
末松 信介文部科学大臣第二次岸田内閣2021年11月10日2022年8月10日274
永岡 桂子文部科学大臣第二次岸田内閣・第一次改造内閣2022年8月10日2023年9月13日400
盛山 正仁文部科学大臣第二次岸田内閣・第二次改造内閣2023年9月13日(現在)(現在)
首相官邸HPをもとに作成

※関連記事:文部科学大臣の学歴:教育のトップはやはり国公立大学や難関大学の出身者が多いのかを検証

文部科学大臣・文部大臣の在任日数ランキング

文部科学大臣・文部大臣を長く務めた人を1位~5位まで紹介します。
※内閣総理大臣との兼務期間をのぞいています

1位:岡田 良平氏(1766日)

1位は岡田良平氏で1766日です。大正時代に活躍した政治家で、寺内内閣、加藤高明内閣、若槻内閣の3つの内閣で文部大臣を務めました。

京都大学(当時京都帝国大学)の総長を務めたのち、文部大臣に転身しています。

専門学校令制定、教科書国定化に関わりました。

2位:芳川 顕正氏(1550日)

2位は芳川顕正氏で1550日です。山縣内閣、松方内閣、伊藤内閣で文部大臣を務めました。司法大臣や内務大臣も長く務めています。

前文部大臣の榎本武揚氏が明治天皇から指示されていた教育勅語制定を放置したことで辞職させられ、芳川顕正氏に交代。ただちに教育勅語を制定しました。

3位:橋田 邦彦氏(1464日)

3位は橋田邦彦氏で1464日です。戦前の近衛内閣と東條内閣で文部大臣を務めました。

東京帝国大学(現・東京大学)の教授で、日本で最初に「実験生理学」を提唱しました。

4位:西園寺 公望氏(1351日)

4位は西園寺公望氏で1351日です。明治に伊藤内閣、松方内閣で文部大臣を務めました。

1869年に立命館大学の前身である私塾「立命館」を創始しています。

5位:中橋 德五郎氏(1345日)

5位は中橋德五郎氏で1345日です。戦前に原内閣と高橋内閣で文部大臣を務めました。

高校10校、工業、商業、農林、外語、薬学系の専門学校29校を新設しました。

1~10位の一覧

氏名通算在職日数(日)内閣時代
岡田 良平1766・寺内内閣
・加藤高明内閣
・若槻内閣
大正
芳川 顕正1550・山縣内閣
・松方内閣
・伊藤内閣
明治
橋田 邦彦1464・近衛内閣
・東條内閣
昭和(戦前)
西園寺 公望1351・伊藤内閣
・松方内閣
明治
中橋 德五郎1345・原内閣
・高橋内閣
昭和(戦前)
灘尾 弘吉1313・池田内閣
・佐藤内閣
昭和(戦後)
森 有礼1150・黒田内閣
・伊藤内閣
明治
小松原 英太郎1143桂内閣明治
荒木 万寿夫1098池田内閣昭和(戦後)
下村 博文1018安倍内閣平成
坂田 道太949佐藤内閣昭和(戦後)
遠山 敦子881小泉内閣平成

通算在任日数が短い

文部大臣・文部科学大臣の在任日数をみると、ほかの重要閣僚にくらべて「短い」という特徴がみられます。

外務大臣や財務大臣(大蔵大臣)は3000日越えをしている人もいましたが、文部科学大臣(文部大臣)は2000日未満です。

1内閣あたりの在任日数では違いがないので、同じ人が長く務めるポストではないことが分かります。

 平均在任日数
財務大臣316日
外務大臣334日
文部科学大臣328日

首相経験者は2人しかいない

また、文部科学大臣(文部大臣)の在職日数1~10位の人のなかでその後首相になった人は2人だけです。

11位以降をみると森元総理、海部元総理、犬養元総理もいますが、それでも合計5人です。

元東京帝国大学の総長や教授から文部大臣になった人も複数いるように、生粋の政治家だけでなく、教育者が文部大臣や文部科学大臣に就任するケースもあります。

求められる役割が政治的だったり教育的だったりと、時代に合わせて異なるポストと言えそうです。

まとめ

歴代の文部科学大臣や文部大臣を一覧で紹介しました。

外務大臣や財務大臣にくらべて内閣総理大臣になった人が少ないです。財務大臣は通算在職日数上位10人のうち7人が首相経験者ですが、文部科学大臣は過去に5人だけです。

東京帝国大学の教授から文部大臣になった人も複数おり、政治ポストであると同時に教育ポストでもあると言えそうです。

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