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内閣官房副長官とは:官房副長官の仕事内容や年収、首相になった人物など

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手を取り合う政治家たち まとめ
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ニュースなどでときどき目にする「内閣官房副長官」。いったい何をする仕事なのか、内閣のなかでどれだけ重要な役割を担っているのでしょうか。

実は内閣総理大臣に出世していった人も5人いるくらい、重要な役割を担っています。

そこで、内閣官房副長官の仕事内容や年収などをまとめてみました。

※関連記事:首相の補佐官と秘書官の違い:補佐官と秘書官の役割と重要性、選ばれ方を解説

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内閣官房副長官とは

エリートな人たち

内閣官房副長官とはどんな役職?

内閣官房副長官は、内閣の政策や運営を支える重要な役職です。

内閣官房の一員として、内閣総理大臣や内閣官房長官を補佐し、政策調整や危機管理の役割を担います。内閣の円滑な運営に欠かせない存在であり、国家の重要な意思決定を支える中枢的なポジションです。

内閣法第14条で三名の内閣官房副長官がおかれることが規定されています。

総理大臣と官房長官が官邸不在時には、臨時に代理することもあります。

平常時だけでなく、臨時にも重要な役割を果たすため、官房副長官のなかには寝床にスーツを置き、いつでも記者会見などに対応できるように準備していた人もいました。

内閣官房副長官の種類|政務担当と事務担当

内閣官房副長官には、政務担当と事務担当の2種類があります。

政務担当は政治家が務め、政策決定や国会運営の調整に携わります。一方、事務担当は官僚が務め、行政面での政策遂行や省庁間の連携を担います。

この二者の役割分担により、政治と行政が円滑に機能する仕組みとなっています。

  • 政務担当:定員2名で政治家が任命される。衆議院から1名、参議院から1名。
  • 事務担当:定員1名で官僚が任命される。

政務担当は若手政治家が担当する

政務担当2名は、将来の首相候補として期待されている若手政治家が任命されることが多いです。

かつては、三木内閣(1974~1976年)で若き日の海部俊樹元首相が務め、55年体制終結後最初の内閣である細川内閣(1993~1994年)では後に総理大臣になった鳩山由紀夫元首相が務めています。

内閣官房副長官から首相になった政治家

内閣官房副長官から首相になった政治家は5人います。以下、その一覧です。

  • 竹下登氏
  • 海部俊樹氏
  • 森喜朗氏
  • 鳩山由紀夫氏
  • 安倍晋三氏

なお、国務大臣から内閣総理大臣へと出世していくルートについて以下の記事で詳しく解説しています。
大臣の格付けランキング:どの省庁の大臣が内閣総理大臣に出世していったかを紹介

事務担当は練達の官僚が担当する

内閣官房副長官の事務担当は、複数の省庁間のやり取りを調整します。自身の所属する省庁内の意見調整だけでなくほかの省庁との調整もするため責任範囲が広く、官僚機構のトップに位置付けられています。

政治家ではないため内閣が交代しても政治的な影響は少なく、複数の内閣で官房副長官を務めた人もいました。

例えば杉田和博氏は安倍内閣、菅内閣で内閣官房副長官を務め、在任日数は3205日にもなりました。

参考:首相官邸 – 歴代内閣

まとめ

  • 内閣官房副長官は内閣の政策運営を支える重要な役職。
  • 政務担当と事務担当の2種類があり、それぞれの役割で内閣をサポート。
  • 歴代副長官には、政治や行政で重要な役割を果たした人物が多い。

内閣官房副長官の仕事内容と重要性

仕事のできる秘書

参考:内閣官房 – 内閣官房副長官補

政策調整の中心としての役割

内閣官房副長官は、省庁間の調整や内閣の政策方針の統一に重要な役割を果たします。各省庁の意見を取りまとめ、総理や長官に助言を行い、政策の実効性を高めます。

危機管理や外交での役割とは?

災害や緊急事態発生時には、危機管理の中心として迅速な対応を指揮します。また、外交の場では首脳会談の準備や諸外国との関係強化にも関与し、日本の国益を守る役割を担います。

内閣総理大臣を支える重要ポジション

総理大臣を近くで支える存在として、政策の提言や実施を補佐します。たとえば、総理が不在時の代理対応や重要案件の調整役として機能します。

まとめ

  • 政策調整の要として、省庁間の連携を円滑に進める。
  • 危機管理や外交活動でも重要な役割を果たす。
  • 総理大臣を支え、内閣の効率的な運営を実現する。

内閣官房副長官の設置来歴

内閣官房副長官が設置されたのは戦後すぐのことでした。その前身からの来歴を紹介します。

内閣官房副長官の前身は内閣副書記官長で、内閣官房次長に改称され、1949年から現在の内閣官房副長官という呼称に変わっています。定員は当初1名でしたが、事務トップとして業務が多岐にわたるため、現在では3名になっています。

内閣官房副長官になるには?選任基準とプロセス

参考:内閣官房 – 内閣の機能と運営

内閣官房副長官の任命プロセス

内閣官房副長官は内閣総理大臣の判断で任命されます。政務担当は与党内の信頼を得た政治家が選ばれ、事務担当は省庁のトップクラスの官僚が指名されることが多いです。

政治家としての経歴と適性が重要?

副長官に求められるのは、政策運営の経験や調整力です。特に政務担当には、党内外での信頼関係や調整力が重視されます。一方、事務担当には行政知識の豊富さが求められます。

歴代の傾向から見る副長官の特徴

過去の副長官の多くは、幅広い分野で経験を積んだ人物です。たとえば、国会運営に精通した政治家や、国際交渉を得意とする官僚が起用されています。

まとめ

  • 副長官は総理大臣の判断で任命される。
  • 政治家は調整力、官僚は行政知識が重要。
  • 幅広い経験を持つ人物が副長官に選ばれる傾向がある。

内閣官房副長官の年収

内閣官房副長官の年収は約2800万円です。内閣官房副長官は国家公務員にあたるため、その給与は特別職の職員の給与に関する法律で定められています。

この金額は副大臣と同額で、国務大臣より約120万円低い金額です。

内閣官房副長官に関するQ&A

Q1: 内閣官房副長官とはどのような役職ですか?

A: 内閣官房副長官は、内閣官房の中で総理大臣を補佐し、政策調整や省庁間の連携を担う重要な役職です。政務担当と事務担当の2種類が存在し、それぞれ異なる役割を果たします。

Q2: 内閣官房副長官にはどのような種類がありますか?

A: 内閣官房副長官には、主に政治家が就任する「政務担当」と、公務員が務める「事務担当」の2種類があります。政務担当は政策の政治的調整を行い、事務担当は行政や実務面の調整を担当します。

Q3: 内閣官房副長官の主な仕事内容は何ですか?

A: 主な仕事内容には、内閣全体の政策調整、省庁間の連携、災害や危機対応、外交支援、そして総理大臣の補佐が含まれます。特に政策調整では、政府全体の方針を円滑に進める役割を担います。


Q4: 内閣官房副長官はどのように選ばれるのですか?

A: 内閣官房副長官は内閣総理大臣によって任命されます。政務担当の場合、政治家としての経験や信頼が重視され、事務担当の場合は高い行政能力が求められます。

Q5: 歴代の内閣官房副長官に特徴はありますか?

A: 歴代の副長官には、与党内で信頼の厚い政治家や、豊富な行政経験を持つ公務員が選ばれる傾向があります。また、外交や危機管理に強い人物が多いことも特徴です。

Q6: 内閣官房副長官はなぜ重要な役職なのですか?

A: 内閣官房副長官は、内閣全体の円滑な運営に欠かせない役職です。総理大臣を直接補佐し、政策の調整や危機管理を通じて政府の機能を支える重要な役割を果たしています。

Q7: 政務担当副長官と事務担当副長官の違いは何ですか?

A: 政務担当副長官は主に政治的な課題に取り組み、与党や総理大臣との連携を重視します。一方、事務担当副長官は行政運営や実務面の調整を担い、官僚としての専門性を発揮します。

Q8: 内閣官房副長官になるために必要な条件は何ですか?

A: 政務担当副長官には政治的な経験や信頼が求められ、事務担当副長官には高度な行政能力や幅広い実務経験が必要です。いずれの場合も、総理大臣からの信頼が重要です。

まとめ

内閣官房副長官の仕事内容や年収を紹介しました。

内閣官房副長官は内閣官房長官の下で政務と事務の両面で首相をささえる国家公務員です。定員3名で、政務を若手政治家が担当し、事務を官僚トップが担当します。

官房副長官を務めた政治家のうち5人はその後内閣総理大臣になっており、出世の登竜門とも言えます。

年収は令和5年度時点で約2800万円です。

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